本日、増田貴久さんの主演舞台「ストレンジ・フルーツ」を観てきました(^^)
私はこれが2回目の観劇でした。
以下、ネタバレありの感想を書きますので未見の方はご留意ください。
シーンによってはドップリ感情移入できるけど、
全編通して ことごとく共感できない ストレンジフルーツ(^^)b
共感できないけど面白い!面白いですよね~。いろいろ考えるのが面白い!
物語は興味深く、各キャラに共感したいけど、できない。
まず久良間が千葉に自分の作品を真似させようとする事が感覚的に違和感ある。
何かを創ってる人って、パクられンの嫌じゃね? 特に絵画や造形。
(演奏家や落語家に弟子が師事して同じ芸を伝承するのはわかるけど…)
どんな感覚なの? 一子相伝的な?
あと、久良間が欲するストレンジフルーツは最愛の女性の心臓じゃなくてもOKなの?
カナのでいいんだ?
誰かの最愛の人の心臓なら「美しい」ものになるの?
セリフでは、千葉が自分に似てるから同じことして欲しい ってことだったけど、
そういう理由だったけど、ここの感覚も私にはシックリこない。
わかんねぇ わかんねぇよ オッサン!
そこが理解できないと、この舞台を制覇(笑)できないよ!
っていうかさ、カナと久良間はどの段階で結託したの?
カナの余命がわかったときに、カナから申し出たの?
久良間が「あ~、ストレンジフルーツがまた観たいなー」と余命僅かのカナを誘った?
死に近い者同士が千葉を生け贄にしたのか!?
アートという名のもとに、ヒロインと仕掛け人(久良間)が二人がかりで主人公をダークサイドに引き摺り込もうとする物語。
カナは千葉のどこが好きだったのかなー?なんて考えちゃいます。
千葉が千葉じゃなくなるのを求めるなんて、なんかそれって違和感ある。
子供の頃から、ずっと、優しい千葉が好きだったんじゃないの?
千葉をドス黒く塗り替えてまで、アートを優先させたかったの?
それって自分本位じゃない? エゴじゃない?
もう写真をとれない シャッターを押せない!と才能の枯渇にも苦しんでいたカナ。
カナより良い作品を作れないと 悲観していた千葉。
アート。
アートの世界に生きる人達は感覚が研ぎ澄まされてるだろうから
悲観したら極端な道に走っちゃうのだろうか?
2回目の観劇で、記憶違いの修正と 疑問の答えが出ました(^^)
でもまだ久良間は謎ばかり
芝居を観ていたときは、
ストレンジ・フルーツは久良間の恋人であるアーティストが発案して実行に移し、
恋人の遺志で、久良間が恋人の死体をアートに加工し、完成させたんだと思い込んでたんだけど
そんな ややこしくて まどろっこしい話じゃないんだっけ?
上記のように気になっていたストレンジフルーツの発案者ですが、合ってました。
久良間の妻の 久良間かえで さんでした。
「籍は入れてなかったんだが」というセリフに惑わされましたが、ま、妻だそうです。
久良間って同じ苗字なのに籍を入れてないとは一体?
わざわざそういうセリフを入れるってことは、
籍を入れないことに何か意図があったの?
で、
久良間かえで の死体で作ったアート「ストレンジ・フルーツ」はウクライナにあって
ハリーは見たことがあると。
ストレンジフルーツを作ったのが久良間なら、また自分で作りゃいいじゃん?
っていう疑問も出てきて…。
ん~、でも 久良間にとっての最愛の人はもう現れないので無理なのか…
これも合ってました。久良間がセリフで言ってました。
久良間の最愛の人はもう現れないので無理 って。
記憶違いだったのは、
カナの首吊り自殺から、プロジェクションマッピングがスタートするってこと。
ん~、なんか、音と光の中でカナが首を吊った記憶があったんだけど
今日観たのは、地明かりの状態で首くくってたな~~~~。
前回の観劇の時は、笑いのシーンが一切無かったけど、今日
犬飼と千葉のシーンで笑えるようになっていたのが良かったです。
あのシーンは犬飼役の俳優さんが毎回 絡み方を変えてきてるのかな?
あそこだけアドリブっぽくて自由度が高く、俳優が素に近い動きをし、観客(特にリピーター)を楽しませるサービス演出が入ってたような(^^)あの‘笑い’は、のちの悲劇(犬飼脱落)との落差を感じさせて良かった。
前回は犬飼の印象は薄かったけど、今日は濃かった。
あと、アレですね。物語の内容を知った後に再度観ると、
ヒロインへの気持ちが少し変わりますよねw 増田ファンしてはww
「千葉くんを苦しめる、忌わしき女め
」
なんて、私情が入っちゃったりしてw
だってカナのしてることって、もうホント、酷い。
このストーリーで描きたいのはヒリヒリした純愛なんでしょうけど、
カナのエゴを感じちゃって、なんかこう…もやもやっと…
カナと久良間に調教されて堕ちていく千葉が気の毒w
モヤモヤといえば、やっぱり今回もチャプター4がモヤモヤ。
人が怒鳴っているから険悪な状況なのは解るのだけど、
なんだかこう上滑りしている感もある。
滑舌の問題でもあるし、お芝居特有の台詞回しのせいでもあるかな?と思う。
今回は増田さんの滑舌も気になった。
(座る席で、聞えやすい席と聞えにくい席があるのかもしれないが)
「す」が、ベロが歯についてるような、英語発音みたいな「す」になるよね。前回、増田さんの台詞ひとつに魂わしづかみにされたことを書いたが
たぶんその台詞は
「好きっていう気持ちだけになっちゃうよ」みたいな台詞だったと思!
くずおれるように 言ってたと思うんだけど、今回は前回までの感動は私に なかった。
2回目だからだね(^^)
増田さんって、やっぱり声がいい。
今回はチャプター1の微かな掠れ声がたまらなくイイ。
それからハリー。
今回は千葉よりもハリーの様子を見ていたのだけど、
ハリーが、チャプター1で久良間にむかって
千葉にストレンジフルーツを作らせませんよ って言ったのは、
久良間先生の作品を継ぐのは千葉じゃなくて自分が創りたい!って意味??
私は、千葉にカナを殺させませんよ っていう意味だと思っていたんだけど
ハリーも久良間の教え子で、
しかもウクライナまでストレンジフルーツを観に行ってるんだから
俺がストレンジフルーツを創りたいっていうことだったのかなぁ?
あ、でもハリーは「俺が死ぬ気でいた。ストレンジフルーツになろうと思った」みたいなこと言ってたから
ハリー自身がストレンジフルーツになって、
千葉に身体を切り開いて欲しかったのだろうか…?
ギャッ!
ハリー!なにそれ萌える!
やっぱり千葉くん争奪戦だったのかなー?
千葉が持つ芸術的センスの争奪戦。
久良間は千葉を 芸術という名のアンダーグラウンドへ引き摺り込みたい
カナは千葉を 永遠に欲しい。自分を捧げたい
ハリーは千葉と合作したい! その為なら自分の身体をストレンジフルーツにしてもいい千葉がみんなから求められてるわりには、
千葉からアートの匂いがあんまりしないのがなー(^^;)
さて。夜も更けてきたので、ひとまずこれくらいにして
以前描いたイメージイラストで締めますね(^^)
チャプター1の千葉(増田さん)は絶品です。
・ストレンジ・フルーツ感想 2013.5.6 ・ストレンジ・フルーツ感想 2013.5.17 ・ストレンジ・フルーツ感想 2013.5.25
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シーンによってはドップリ感情移入できるけど、
全編通して ことごとく共感できない ストレンジフルーツ(^^)b
共感できないけど面白い!面白いですよね~。いろいろ考えるのが面白い!
物語は興味深く、各キャラに共感したいけど、できない。
まず久良間が千葉に自分の作品を真似させようとする事が感覚的に違和感ある。
何かを創ってる人って、パクられンの嫌じゃね? 特に絵画や造形。
(演奏家や落語家に弟子が師事して同じ芸を伝承するのはわかるけど…)
どんな感覚なの? 一子相伝的な?
あと、久良間が欲するストレンジフルーツは最愛の女性の心臓じゃなくてもOKなの?
カナのでいいんだ?
誰かの最愛の人の心臓なら「美しい」ものになるの?
セリフでは、千葉が自分に似てるから同じことして欲しい ってことだったけど、
そういう理由だったけど、ここの感覚も私にはシックリこない。
わかんねぇ わかんねぇよ オッサン!
そこが理解できないと、この舞台を制覇(笑)できないよ!
っていうかさ、カナと久良間はどの段階で結託したの?
カナの余命がわかったときに、カナから申し出たの?
久良間が「あ~、ストレンジフルーツがまた観たいなー」と余命僅かのカナを誘った?
死に近い者同士が千葉を生け贄にしたのか!?
アートという名のもとに、ヒロインと仕掛け人(久良間)が二人がかりで主人公をダークサイドに引き摺り込もうとする物語。
カナは千葉のどこが好きだったのかなー?なんて考えちゃいます。
千葉が千葉じゃなくなるのを求めるなんて、なんかそれって違和感ある。
子供の頃から、ずっと、優しい千葉が好きだったんじゃないの?
千葉をドス黒く塗り替えてまで、アートを優先させたかったの?
それって自分本位じゃない? エゴじゃない?
もう写真をとれない シャッターを押せない!と才能の枯渇にも苦しんでいたカナ。
カナより良い作品を作れないと 悲観していた千葉。
アート。
アートの世界に生きる人達は感覚が研ぎ澄まされてるだろうから
悲観したら極端な道に走っちゃうのだろうか?
2回目の観劇で、記憶違いの修正と 疑問の答えが出ました(^^)
でもまだ久良間は謎ばかり
芝居を観ていたときは、
ストレンジ・フルーツは久良間の恋人であるアーティストが発案して実行に移し、
恋人の遺志で、久良間が恋人の死体をアートに加工し、完成させたんだと思い込んでたんだけど
そんな ややこしくて まどろっこしい話じゃないんだっけ?
上記のように気になっていたストレンジフルーツの発案者ですが、合ってました。
久良間の妻の 久良間かえで さんでした。
「籍は入れてなかったんだが」というセリフに惑わされましたが、ま、妻だそうです。
久良間って同じ苗字なのに籍を入れてないとは一体?
わざわざそういうセリフを入れるってことは、
籍を入れないことに何か意図があったの?
で、
久良間かえで の死体で作ったアート「ストレンジ・フルーツ」はウクライナにあって
ハリーは見たことがあると。
ストレンジフルーツを作ったのが久良間なら、また自分で作りゃいいじゃん?
っていう疑問も出てきて…。
ん~、でも 久良間にとっての最愛の人はもう現れないので無理なのか…
これも合ってました。久良間がセリフで言ってました。
久良間の最愛の人はもう現れないので無理 って。
記憶違いだったのは、
カナの首吊り自殺から、プロジェクションマッピングがスタートするってこと。
ん~、なんか、音と光の中でカナが首を吊った記憶があったんだけど
今日観たのは、地明かりの状態で首くくってたな~~~~。
前回の観劇の時は、笑いのシーンが一切無かったけど、今日
犬飼と千葉のシーンで笑えるようになっていたのが良かったです。
あのシーンは犬飼役の俳優さんが毎回 絡み方を変えてきてるのかな?
あそこだけアドリブっぽくて自由度が高く、俳優が素に近い動きをし、観客(特にリピーター)を楽しませるサービス演出が入ってたような(^^)あの‘笑い’は、のちの悲劇(犬飼脱落)との落差を感じさせて良かった。
前回は犬飼の印象は薄かったけど、今日は濃かった。
あと、アレですね。物語の内容を知った後に再度観ると、
ヒロインへの気持ちが少し変わりますよねw 増田ファンしてはww
「千葉くんを苦しめる、忌わしき女め
」
なんて、私情が入っちゃったりしてw
だってカナのしてることって、もうホント、酷い。
このストーリーで描きたいのはヒリヒリした純愛なんでしょうけど、
カナのエゴを感じちゃって、なんかこう…もやもやっと…
カナと久良間に調教されて堕ちていく千葉が気の毒w
モヤモヤといえば、やっぱり今回もチャプター4がモヤモヤ。
人が怒鳴っているから険悪な状況なのは解るのだけど、
なんだかこう上滑りしている感もある。
滑舌の問題でもあるし、お芝居特有の台詞回しのせいでもあるかな?と思う。
今回は増田さんの滑舌も気になった。
(座る席で、聞えやすい席と聞えにくい席があるのかもしれないが)
「す」が、ベロが歯についてるような、英語発音みたいな「す」になるよね。前回、増田さんの台詞ひとつに魂わしづかみにされたことを書いたが
たぶんその台詞は
「好きっていう気持ちだけになっちゃうよ」みたいな台詞だったと思!
くずおれるように 言ってたと思うんだけど、今回は前回までの感動は私に なかった。
2回目だからだね(^^)
増田さんって、やっぱり声がいい。
今回はチャプター1の微かな掠れ声がたまらなくイイ。
それからハリー。
今回は千葉よりもハリーの様子を見ていたのだけど、
ハリーが、チャプター1で久良間にむかって
千葉にストレンジフルーツを作らせませんよ って言ったのは、
久良間先生の作品を継ぐのは千葉じゃなくて自分が創りたい!って意味??
私は、千葉にカナを殺させませんよ っていう意味だと思っていたんだけど
ハリーも久良間の教え子で、
しかもウクライナまでストレンジフルーツを観に行ってるんだから
俺がストレンジフルーツを創りたいっていうことだったのかなぁ?
あ、でもハリーは「俺が死ぬ気でいた。ストレンジフルーツになろうと思った」みたいなこと言ってたから
ハリー自身がストレンジフルーツになって、
千葉に身体を切り開いて欲しかったのだろうか…?
ギャッ!
ハリー!なにそれ萌える!
やっぱり千葉くん争奪戦だったのかなー?
千葉が持つ芸術的センスの争奪戦。
久良間は千葉を 芸術という名のアンダーグラウンドへ引き摺り込みたい
カナは千葉を 永遠に欲しい。自分を捧げたい
ハリーは千葉と合作したい! その為なら自分の身体をストレンジフルーツにしてもいい千葉がみんなから求められてるわりには、
千葉からアートの匂いがあんまりしないのがなー(^^;)
さて。夜も更けてきたので、ひとまずこれくらいにして
以前描いたイメージイラストで締めますね(^^)
チャプター1の千葉(増田さん)は絶品です。
・ストレンジ・フルーツ感想 2013.5.6 ・ストレンジ・フルーツ感想 2013.5.17 ・ストレンジ・フルーツ感想 2013.5.25
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先日のコメントに丁寧なお返事ありがとうございました!
ミルルさんの考察が気持ちを整理するのに、とても役立ちます!そして面白いです。
カナはヤンデレ…。
しかしイマイチ、わかりにくいしトキメキに欠けますよね…。
わかっていて全て引き受ける千葉は無限の優しさを持っている男という感じで萌えるけれど(わあ、まさに私の脳内ますだ…ガチバカの耕太とかもそうです。自己犠牲を厭わない。しかし酔っていたり病んでいたりするわけではない)
あっ菩薩…千葉=菩薩なんですねーきっと…。作家が意図してるのかわからないですけど…わかりにくいですけど。
みんなで楽しむためのポイント作りに必死になってしまいますね…!(^V^;)
そして、あの2人ってみんなにつきあってた事は隠して…ますかね?後の『実は』のためだけに離れてる感じがして気になるんです!
あと4月1日から始まって4月1日で終わる?のも意味があるのかないのか…あんまり意味はないのか?も気になっています。4月1日…エイプリルフールだけど、レスリー・チャンが飛び降りた日ですー。むー…。
久良間は私はもう、かわいそうな変態と断じてしまいました…。
>一子相伝的な
www
なんか説明つかないですよね…。
ハリーは…BLかBLだな!BLだから仕方がない!
…でも、ほんとに黒千葉増田絶品です!!
長々すみません!
感想やイラスト楽しみにしています。