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【読書】 加藤シゲアキ著 「Burn.‐バーン‐」感想 

加藤シゲアキさんの3作目「Burn.‐バーン‐」を読了しました。

Burn.‐バーン‐ (単行本)



以下、小説の内容および結末にまで触れた感想を書きますのでご留意ください。
ネタバレしています


今回も装丁イラストが小説の内容にそっていて、
意味ありげでイイですね(^^) 好きです。
棘のあるイバラでぐるぐる巻きにされた花束から這い出ようとしている子リス。
薔薇、菊、ラフレシア、トケイソウ、etc. 宝石
裏表紙には燃えてるトランプ
気味悪く見える花々は芸能界で、子リスはレイジでしょうか。
子リスの横にはローズ。燃えてるトランプは徳さん。
荊が金の箔押しになってるトコ、好きだなぁ~。

ザラッとした手触りのカバーが掛けられ、中身の本は焦げ茶色。
カバーが炎の色で、中は焦げ。
Burn.の字はデザインされたもので、不思議な印象。
手品で使う飾りロープのようなBに、
帽子を被ってコルセット着けてる女性のようなu。
最後のドットはクチビル? ローズの?

帯には、よしもとばななさんの「なんだかわからないけど」という推薦文w
おちょぼぐちのシゲ。


目次をめくると、
Guerrilla Radio:Rage Against The Machineと。
ググって調べてみたら、ロックバンドの歌詞らしいです。
なるほど、お話が始まる前からクライマックスは暗示されてたのですね…。
 Rage Against The Machine - Guerrilla Radio

主人公の名前・レイジはロックバンドのレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンからで、
彼らのデビューアルバムのジャケットから、
あの衝撃のシーンがイメージされたのかな?
Rage Against The Machine: With Notes And Tablature


冒頭、のっけから「ただいま」という文章(^^)
そう書かれたらNEWSファン、シゲファンは「おかえりー!」と声を掛けたくなっちゃいますよね!
「ただいま」はシゲ先生が新生NEWSの初ライブでファンに言った言葉。
ファンとの合言葉。「ただいまー!」「おかえりー!」
印象的な言葉を小説のツカミにするなんて、シゲ、冴えてるぅ!!!!
小説では、おかえり・ただいまの「ただいま」じゃなくて、
ただいまご紹介に預かりましたの「ただいま」
ダブル・ミーニングを狙ったのでしょうか^^



処女作や2作目から比べると、
文体にクセがなくなった印象を受けました。最初のほう。
けど、「握るように瞬きを三度繰り返してから」という独特のセンテンスを見て、
やっぱりシゲ先生だ!シゲ先生の文章だ! と思い、嬉々として読み進めました。

「-----だった。」「-----だった。」と文末が過去形の1章は単調だし、
ホームレスもドラッグクイーンもいじめっ子もステージママも瀕死の妻も
みんなみんなステレオタイプで特に魅力的な人物でもないし、
主人公レイジが遭う事故も父親となる不安も薄っぺらくて感情移入できないし、
途中で読むのに飽きてきて、
3作目はハズレかなぁ…どうしたのかなぁ…?と、
8章までは、いつ面白くなるのだろう?と思いながら読んでました。
ピングレも閃光も1章から面白く読めたのに、
これは一体どうしたことか?!と愕然として た ら ば!
 
8章で主要人物の徳さんが焼身自殺!!!!!


で た !


や ら れ た !!


ま た だ !



まただ!と私が思ったのは、シゲ先生処女作の「ピンクとグレー」でも主要人物の急な自殺に驚いたからなんですが、今回またもやしてやられました。
ただただビックリしました!!! 
ドッキリみたいな感じ。
かなりショッキングでした。
ピングレでは「死」のフラグがぼんやり見えてましたが、
今回は完全に油断してました。
も、全然! 徳さんが抗議の焼身自殺するとは思わなかった!
死ぬような人だとは!
小学生の目の前で自死するような人物だとは!
(ここちょっと引っかかっちゃいました。わたしの倫理観に)

バーンつまんねーなーと思ってた(失礼)矢先にこの衝撃。
もしかしたら私、7章まで‘子供時代のレイジ’の気持ちになってたのかも。
心が冷えてて動かない状態。
それが、
8章で徳さんが死んで、レイジに変化が!! 私も覚醒!ピキーン!
「Burn.‐バーン‐」面白い! 武者震いがする!涙ちょちょ切れる!
8章からの 「Burn.‐バーン‐」は話がグイグイ動き出して
張ってあった伏線の数々が一気に繋がりだすわ、レイジに血が通い熱く滾るわ、
停滞してた芝居関連も激しく流れ出すわで、
ぱたぱたぱたぱたっ!と手際よく物語が畳まれて、
冒頭の言葉「ただいま」を、うまいことラストにも持ってきて、ループ!
あれ、これ最初のシーンへループってことで合ってる?
いや、もう一回また読んでみよう。
二度目は1章から最後まで「つまんねー」なんて思わないで読めると思うし!!

ただ、ちょっと苦言をいうと、
偶然が都合よく重なりすぎて、整いすぎてた感はあるかな。


なんだか嬉しかったのは
前作「閃光スクランブル」に出てたミズミンの名前が出てたとこ。
世界観がリンクしてるんだね~!
前作の主人公・巧は妊婦の妻を亡くしてたけど、レイジはそうならなくて良かった。
(妊婦救済したかったの?)






徳さんの焼身自殺は、
愛してた千代子さんと同じように炎にまかれて逝きたかったから、
抗議も兼ねて一石二鳥だったのかなー?とか
いろいろ考えられますが、けどやっぱ、小学生の目の前で命を絶っちゃダメー!
イヤー! 徳さん、アウトー!

シゲせんせの小説。
‘意義ある自殺’で読者の心を動かそうとしたりしたのが2冊。
「自殺」をオハナシの山場に持ってくるシゲの心理って、どんなかな~?
人が死ぬのはショッキングだから、読者を簡単に「感動」させられるのだろうけど~。
ん~。

ん~、例えば作家の重松清さんは親友が自殺した過去があって、
小説の中で「自殺」した人とその家族や友達を書くことがたびたびある。
読むと、残された人の嘆きや虚しさが伝わってくる。心震える。

ではシゲは?
ストーリーありきで登場人物に自死させてるの?
主人公を動かすため、装置としての自殺?

そんなようなことを、どうしても考えてしまいます。
私の身近にも、自死した人がいるので。


*****



前作の2作と比べると、シゲ等身大のヤングストーリーではない感じ。
なにかこう、現代の御伽噺を読んでいるような(^^)

可愛い子役。汚いホームレスと悪趣味なドラァグクイーン。
ああ失敗した!私! 脳内で映像化しながら読めばよかった。


ホームレスの徳さんがイメージしにくかったのですよねー。
レイジは藤本哉汰くんで脳内配役してたんだけどなぁ~~!
ドラァグクイーンのローズは、
映画「ロッキーホラーショー」のフランクンフルターだったり
「ピンクフラミンゴ」のディヴァインだったりしたんだけどーー。

徳さん。年齢がいってる人だよねー。
マジシャンの時とホームレスの時との落差があって、
熱血っぽい雰囲気も併せ持つ人がいいなぁ~
吉田鋼太郎さんの雰囲気が合いそうかなぁ~?
あー、もういっぺん読も!
タネ明かし後の2巡目はすっごく面白く読める気がする!! 


シゲ先生!今作も面白かったです。特に8章から先が!!!




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[ 2014/03/27 20:33 ] 読書メモ | TB(0) | コメント(0)

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